日本学術会議からの公開イベントのお知らせ

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■学術フォーラム「メディアが促す人と科学の調和-コロナ収束後の公共圏を考える-」

日時:2020年7月16日(木)13:00~17:00

申込み方法等:http://www.scj.go.jp/ja/event/2020/288-s-0716.html

日本学術会議の科学と社会委員会メディア懇談分科会は、これまで科学に関するメディアの役割と現状を議論してきた。これらの議論を踏まえ、より多くの関係者とこれからの公共圏を考える公開討論を実施する。一般向け科学雑誌が次々と撤退する中、一般市民はどのように科学の情報を得ているのか、また政府とメディアと大学等の関係は時代とともにどのように変化し、政策に科学情報はどのように反映されているのか、様々な立場の科学関係者が議論する。特に、海外メディアの視点とSNSに代表されるインターネット情報に焦点をあてながら、新型コロナウイルス収束後の公共圏の在り方を考える。

 

■公開シンポジウム「人文学の国際化と日本語」

日時:2020年7月19日(日)13:00-16:30

(申し込み締め切り:2020年7月15日(水))

申込み方法等:http://www.scj.go.jp/ja/event/2020/291-s-0719.html

我が国学術情報の国際化と国際的学術交流の重要性は、人文学分野においては今世紀初頭より注目されてきた。しかしながら、情報発信や海外情報の受容について、いまだ十分とは言えない水準にある。とくに日本及び日本語と関わる分野においては、海外における「日本理解」には不十分の感が拭えないし、海外日本研究の実態について、日本国内の研究者が必ずしも十全の理解に達していない感がある。また我が国からの情報発信も、海外研究者からは不十分と言われることが少なくない。
 この最大の原因の一つは、我が国の研究者に外国語(とくに英語)運用能力が決定的に欠けている点に求められてきた。しかしながらこの問題の本質は、言語をある種の道具としてのみ捉える発想そのものにある。むしろ人文学の国際化の難しさの背景には、学会や分野の枠を超えた、広汎で深い相互交流の欠如という問題が横たわっているように思われる。このような認識に基づき、とくに人文学を中心とする我が国学術分野の課題と、国際学術交流における日本語の役割について、本会議会員・連携会員に海外有識者を交え、共に考察する機会としたい。

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